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シロアリについて

シロアリってどんな虫

シロアリってどんな虫?

シロアリの分布図

皆さん御存知のように、シロアリは住宅や神社仏閣など、木造建築物を食害する害虫です。名前に「アリ」と付きますが、アリとは違って、ゴキブリの仲間に分類されます。シロアリは普段あまり目にする機会のない生き物ですが、実は北海道北部を除く日本全国に生息しています(図参照)。つまり、日本に住んでいる以上、常にシロアリ被害に遭う可能性があるので、防蟻についてしっかりと考える必要があります。

ヤマトシロアリ

日本で住宅に被害を及ぼすシロアリは主にイエシロアリとヤマトシロアリの2種です。イエシロアリは、図のように1月の平均気温が4℃を超える地域に生息しており、時に百万頭を超える巣を作ります。行動範囲が広く、自ら水分補給をすることで乾燥から巣を守る能力を持ちます。そのため、そのような能力を持たないヤマトシロアリと比べて、建造物に及ぼす被害が大きいことが知られています。

ハネアリ

一方、ヤマトシロアリは、巣の規模は数千から数十万頭とイエシロアリより小さく、被害の規模も小さいです。しかし、寒さに強く、北海道北部を除くほぼ日本全土に生息しているので、イエシロアリよりも広範囲で建造物に被害を与えています。
シロアリは集団で生活する昆虫で、巣を作って生活しています。各巣に女王と王がいて、交尾をして毎日卵を産みます。そこから幼虫が生まれ、働き蟻(職蟻)と兵隊蟻(兵蟻)に分かれます。この働き蟻が木材を食い荒らす役割を担っています。図の中にニンフという言葉がありますが、巣が大きくなると、働き蟻の一部がニンフと呼ばれる階級に成長します。このニンフが後に羽蟻となって、5月上旬から7月上旬にかけて巣から飛び立ちます。そして巣の外で新しい相手を見つけた羽蟻の雄と雌がカップルとなり、新たに巣を作り、子孫を増やしていきます。

シロアリの一生

また、ヤマトシロアリでは巣の一部が生き残ると、そこから再び女王が出現して子孫を増やすということがわかっています。よって、定期的な防蟻処理を行う必要があります。

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